matoil(マトイル)が世に出ました(長かった・・・)

久々のブログ更新です(1年半くらい更新してませんでした・・・)。

京セラのスタートアップ「matoil(マトイル)」が、10月25日から販売開始となりました(12月分のアニバーサリーミールキット・予約〆切10/31)。

詳細は https://www.matoil.jp/ をご覧ください(予約となる「ヒアリング申込」もこちら)

それぞれの食物アレルギーに個別に対応し、家族全員の好き嫌いを考慮し、記念日の大変な作る手間を減らして、でも作る楽しさも味わってもらい、アレルギー対応なんだけど美味しくて、しかもオーダーメイドの食事を自宅に届ける、という前代未聞のプロジェクトです。

振り返ると、このプロジェクトはコロナ禍直後に始まりました(かれこれ1年半前!)。緊急事態宣言が出てオンラインの世界に一変した時、あの時。

今のmatoilになる前は、全く違うプロジェクトを進めていました。食物アレルギーに関するものではありましたが、事業者向けのサービス。事業者が変われば当事者の生活も変わるだろうと、スタート当初は、その事業者向けサービスの検証をしており、小さなトライ&エラーを繰り返していたのですが、なんだかしっくりこず(直感的に)。そこで、ゼロベースに一回戻し、考えた末に出てきたアイデアが今のmatoilです。

新型コロナによって生まれた外食から内食への変化。京セラの谷さん(matoilの代表)の「食物アレルギーがある人の外食の課題解決がしたい」「アレルギーがあったからこその出会いを作りたい」という思い。そして、「アレルギー対応だけど美味しい」「アレルギー対応だけど言われなければ気づかない」「全部抜くのではなく、使えるものは使って美味しいものを作る」というイルソーレの辻シェフのこれまで培ってきた技術が重なりあった感じです。とは言っても、理解者も少なく、誰もやってないから先は不安。でも前に進むしかなかったので、少しずつ前に進んできました。

無料モニターの検証でも、色々ありました・・・。記念日だから特別なものを!と張り切りすぎて的外れ。食べたいものをヒアリングしても出てこない(笑)。そもそも、普段から我慢が当たり前の食物アレルギー家族にとって、自分の希望を言うのは慣れてない。自宅まで届ける上での流通や品質の問題。思った通りに調理してもらえない難しさ。困難の数はキリがないですが、検証を続けているとやっぱり見えてくるものです。徐々に形になっていきました。

matoilを通して感じるのは、まだまだ食物アレルギーの課題はたくさんあるなぁと感じます。アレパパを立ち上げて8年。立ち上げた頃に比べると世の中は変化し、食物アレルギーの品目数が少なかったり、軽めのアレルギーの人・家族にとっては、少しは生きやすい社会になってきた感じはします(地域差はかなりあります)。しかし、複数のアレルゲンがあったり、重度だったり、28品目以外のアレルゲンがあったりすると、まだまだ生きづらい世の中なんですよね。

アレパパを立ち上げて数年で終わりにしたいなと思っていたのですが、まだまだですね。matoilも、あくまで課題の一つしか解決できないのかもしれないですが、徐々に横にある課題を解決できたらいいなと思っています。

と、取り留めなく書きましたが、最後にmatoilをちょっと紹介します。

【マトイルテープ】
ロゴのフォントは一文字ずつ全部違うフォントでデザインされています。

 

 

 

 

 

 

【通称:ABCカード】
それぞれのメニューの作り方が記載されています。
アニバーサリーミールキットに同梱されるものです。

 

【アニバーサリーミールキット(一例)】
マトイルのWEBサイトに掲載されてる写真なので、掲載用でしょ?と思いきや、全部卵乳小麦不使用です。しかも、実際にモニターに提供した料理をそのまま撮影用にしました。ピザを初めて食べたお子さんだったり、久々にえび食べたい!というお父さんお母さんの要望に応えたりしてきました。

以上、matoilのごくごく一部のご紹介です。
ご興味あれば、ぜひmatoilを試してみてください。

■matoilのWEBサイト
https://www.matoil.jp/

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